当院は東洋医学に基づいた施術を行う鍼灸院です。
古代から続く東洋医学の考え方と現代医学の要素を取り入れ、
身体を根本からケアしていきます。
治療家としての知識と技術を最大限に活かし、
みなさまの健康のお役に立てるように日々研鑽します。
治療に対する考え方
鍼灸にはさまざまな流派があり、また鍼灸師の個性や腕によって異なる施術法がありますから、患者さんは戸惑ってしまうことがあるかもしれません。
数本の鍼を刺すだけのところもあれば、百本の鍼を刺すところもあります。全体を調節することを目的として鍼灸をする先生もいれば、痛いところだけに鍼をする先生もみえます。
どれが正しいということはなく、患者さんが納得し病が治るのならどんな方法でも構わないと思っています。
しかし、どんな方法であっても、その背景に東洋医学の思想がなくては、ただの対症療法としての鍼灸として終わってしまいます。
古代から現代まで脈々と続いてきた東洋医学だからこそ、鍼灸治療にはその思想、また哲学がなければいけないのです。
鍼灸院かざみどりでは、現代医療をふまえたうえで、鍼灸の古典に基づく治療法を実践しています。
診察は、現代医学的な検査をしたあと、脈診・腹診・切診により体質や病状を把握し、本治法(根本的療法または全身療法)を行い、自身がもつ本来の体のバランスを整えていきます。それと同時に愁訴に従い標治法(対症療法または局所療法)を行って苦痛を取り除くよう治療を行います。
身体の痛いところだけに施術を行うのではなく、ひとりの人間をトータルにみて、身体の根本からケアしていくようにしています。
東洋医学的な流れ・バランスを適切な状態に調整し、自然治癒力を存分に発揮する身体づくりをすることを目指しています。
当然、鍼灸治療というものも健康になるためのひとつの手段でしかありません。身体を良くするということは、一通りの方法だけでなく多角的に攻めることが大切です。
鍼灸以外にも、健康体操・食養生法・アロマテラピーなどを通じて、日々の健康を保っていただけるようにアドバイスもしていきます。
みなさまが、日々の生活を楽しめるための縁の下の力持ちとなれるように努めたいと考えております。
かざみどりの由来
かざみどり(風見鶏)とは、屋根につけられたニワトリを模した風向計のことです。
ニワトリという動物は、西洋では雄鳥は警戒心が強いことから魔除けの象徴として扱われ、日本では天照大御神が岩戸に隠れたのを鳴声をあげて迎え出し、太陽を取り戻す役割を担ったことから邪気や災いを払う縁起の良い生き物だと考えられています。
当院は、身体の邪気や悪いところを取り除き、その人が向かいたい方角を示すお手伝いができれば、という思いから「かざみどり」と名づけました。